烈戦15【最強の主人公補正！】

今回は ゲーム内での悟空の性能を紹介します。

彼の能力は、他のＺ戦士に比べ高めになっています。
これは過去作の【ＺⅠ 強襲！サイヤ人】や【ＺⅡ 激神！フリーザ】でも同じです。

原作では、Ｚ戦士が苦戦する強敵(ナッパやギニュー特戦隊)を、遅れてきた悟空が圧倒的な強さで倒す、という燃える展開がお約束でした。

その流れがゲームでも活かされているのか、加入時期は遅いもののＨＰや戦闘力が高く、技の数もズバ抜けて多いというのがファミコンのシリーズの悟空の特徴です。

前作のＺⅡまでは、界王拳が倍数によって他技扱いとなったので、必然的に技の数が多くなりました。

(SFC版【超サイヤ伝説】ではカードの星の数によって界王拳の倍数が決まったので、技の数自体はそれほど多くありませんでした。カードシステムを上手く使った好例ですね)

なので、悟空加入後のゲーム展開は、ほとんど彼の無双状態となっていました。
（というか、ラスボスは悟空頼みというか 悟空じゃないと辛いというか…）

今作、ＺⅢでも悟空の強さは秀でています。
大きく３つの優位性がありますので、それぞれ紹介していきます。

まず、成長速度がＺ戦士で一番早いです。

成長速度はステータスの［次のレベルまでの必要経験値］の少なさで見比べます。

下記に表を作りましたので、ご覧ください。

レベル31の悟飯が32になるためには、2000の経験値が必要という意味になります。
また、同レベル内で一番少ない経験値のキャラクターは、赤字で示しています。

レベル37までは、悟飯が一番早いですね。
その後は、ピッコロとベジータの方が必要経験値数が少なくなっています。

ピッコロとベジータの数値は全く同じです。
仲がいいですね。

しかし、悟空はさらに早く成長します。

クリリンを見てもらうと、いかにサイヤ人とナメック星人が群を抜いているかがわかると思います。

ヤムチャ・天津飯・チャオズの経験値数もほとんどクリリンと同じです。

（例外として、トランクスの成長速度は地球人勢とほぼ同じなのですが、加入時期を考えると意味がないので省きました）

まあこのゲーム、比較的簡単にレベルが上がるので、成長速度はさほど重要でもないのですが。
他のＺ戦士と比べて…という視点でみていただければ。

レベル50は総経験値数が655350と、全キャラで統一されています。
なのでレベルアップの早い悟空たちより、遅いクリリンの方がレベル50への必要経験値は少なくて済むのです。

次はレベル50時のＨＰとＫＩです。

ここでピッコロさんの順位が少し下がってしまいました。
サイヤ人とナメック星人の格差が地味に感じられます。

悟空のＨＰは999です。２位の悟飯、ベジータは850なので149もの差がありますね。

唯一ＫＩは、ベジータの780が最高で、悟空は２位です。
それでも30の差しかありません。

クリリンをみてもらえばいかに～（以下略
ヤムチャたちもあんま変わらな～（以下ry

また、攻撃力と防御力ともに悟空が最強です。

悟空は、敵を全体攻撃できる『複数エネルギー波』を使うことができます。

全体攻撃できるキャラは少ないため、大きな優位性といえます。
弾幕はパワーだぜ。

Ｚ戦士の全体攻撃は、
クリリンの『拡散エネルギー波』、
天津飯の『四身の拳』、
悟空の『複数エネルギー波』の３つです。

（またまた例外として、トランクスも複数エネルギー波もちです。が、通常プレイではなぜか流派が一致しても技を使ってくれませんので除外…）

悟空が全体攻撃できる作品は珍しいですね。

ある意味これが一番大きな優位性かもしれません。
カッコいいですし。

通常悟空の技『超サイヤ人変身』を選ぶことで、変身します。
（消費ＫＩは400）

通常形態から超サイヤ人へと変化できるゲームは珍しいです。
他のゲームだと、別キャラ扱いされていることが多いので。

毎回変身シーンが差しこまれるので、少し煩わずらわしいかもしれません。
が、わたしはこの変身の演出が大好きです。
ボス戦とかで変身すると燃えます。

『界王拳』から『ＫＩを練る』に変わっていますね。
こういう細かな変更点も嬉しいポイントです。

超サイヤ人では界王拳は使えないのです。

いや、でも昔アニメのＤＢＺでパイクーハンと闘っているときに『スーパー界王拳』なるものを使ったんだが…。
ＤＢ超でも超サイヤ人ブルーで界王拳使ってたし…。

ま、まあこの当時はそういう設定だったようです。

超サイヤ人に変身できるのは、悟空・ベジータ・トランクスの３人です。

しかし、ベジータとトランクスの行動選択は、オートで固定されています。

オートでは『ＫＩを練る』と『超サイヤ人変身』は選ばれません。
そのため、ベジータは特定の１戦でしか 超サイヤ人になりません。

トランクスは超サイヤ人状態での参戦ですが、ラストバトルのみです。
なのでザコ敵相手にも自由に変身できるのは、悟空のみとなります。

超サイヤ人になると、攻撃力と防御力が跳ね上がります。
通常形態で最強の強さをもつ悟空が、さらに強くなるのです。

また、全必殺技中これまた最強の技である『スーパーかめはめ波』も使用できるようになります。

下記は、各キャラクターのＫＩを練った後の大技と、その威力です。

２トップが悟空の技です。

『スーパーかめはめ波』は『超サイヤ人変身』と組み合わせなければいけないので、実質消費ＫＩは800となります。
最大ＫＩ750の悟空ではＫＩが足りません。

しかし、戦闘中は 毎ターン最大ＫＩの５％ずつが自動回復していきます。

そのため、レベル50の悟空なら
『超サイヤ人変身』
→『ＫＩを練る』
→『スーパーかめはめ波』
を 一連の流れで撃つことができるのです。

レベル49ではＫＩの自動回復が間に合いません。
一連の流れで撃てるのは、レベル50悟空の特権といえるでしょう。

もうここまでくると、他のＺ戦士は追いつけません。
敵の攻撃の盾になってもらったり、援護でチマチマ攻撃してもらうくらいしか利用価値がないでしょう。

いずれにしろ超サイヤ人は変身は……

強くなる！
技も変わる！
なによりカッコいい！

と、３拍子そろった優位性になっております。

早い！ 安い！ 美味い！がキャッチフレーズの牛丼屋みたいですね。

というわけで個人的な見解でしたが、悟空がいかに主人公補正の恩恵を受けているか、お分かりいただけましたでしょうか。

どんなに悪くて強いヤツも「主人公」という存在には勝てません。
それは正義が悪を倒すお話が作られた時から、決まっていることなのです。

クウラさん、ドンマイｗ

次回『対決！飯でもクウラ！』

おお、なんか今回は見た目 やりこみプレイっぽくなったぞ！
あくまで見た目だけなのが問題だ…。

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