烈戦

烈戦13【修行という名のミニゲーム】

前回のヤムチャ回ですが、ちょっと調子に乗りすぎてしまいました。

今回は心を入れ替えて、マジメにいきます。(キリッ

砂漠で修行する悟空・ピッコロ・悟飯

さて、ブルマの誘拐騒動が起こっていた頃、悟空・悟飯・ピッコロの3人は修行に励んでいました。

修行はカードを使ったミニゲームとなっています。
ルールはとっても簡単です。

配られたカードの中から 流派のペアを作ろう

3人の中からペアを作り、手持ちのカードを2枚引きます。
その時、同じ流派のカードのペアなら修行成功です。

異なる流派を選ぶか、ZⅢの流派を選択することで中断となり、修行の回数分の経験値が手に入ります。
全部で3回チャレンジできます。

完全に運任せのゲームなので、10回続けられればいい方でしょう…。
まあ、子どもがやるゲームが小難しくてはいけません。

特にファミコンの頃のゲームは タイトルは子ども向けなのに、対象が明らかにチビっ子向けではないゲームがたくさんありました。
(トランスフォーマーとかオバQとか…)

キャラゲーはサクサクできる方が、良いってもんです♪

以下は、各ペアでの会話です。

悟飯と悟空の対戦
― 悟飯と悟空の対戦 ―
ピッコロと悟飯の対戦
― ピッコロと悟飯の対戦 ―
悟空とピッコロの対戦
― 悟空とピッコロの対戦 ―

こうした、キャラクターのちょっとした会話が、作品の雰囲気を盛り上げてくれます。

悟空たちの修行風景は、原作本編では描かれていませんでした。
単行本 其之三三六話『3年後の賭け』の扉絵では、超サイヤ人の悟空が 悟飯・ピッコロを相手に組手をしている姿がありましたね。

また、アニメDBZでは雪山で修行する3人の姿が見られました。
フリーザ、アニメオリジナルのガーリックJrとの戦いを経て、成長した悟飯が印象的な回でした。

悟空とピッコロを同時に相手し、厳しい攻撃にもめげず 倒れても立ち上がっていく悟飯の姿。
そこに戦士として、息子としての成長を感じたのか 誇らしい微笑みを浮かべる悟空。

親子の絆が感じられる回でしたね。

原作で描かれなかった部分が、アニメやゲームによって補われる。
様々な媒体ばいたいによって、DBの世界の魅力は広がり続けているんですね……。

(こんだけマジメなこと言っとけば、前回ふざけた分はチャラだろう…)


ベジータの重力修行

えー、同じ頃。
ベジータは超重力での修行に挑もうとしておりました。

ブルマを助けた約束通り、ブリーフ博士に300倍の重力室を造ってもらったようです。
これで部屋(重力室)から一歩も出ずに、修行に打ち込めます。

食事、睡眠、トイレ以外は修行の生活でしょう。
まあ、ベジータにとってトレーニングは趣味みたいなモノですから。

仕事もせずに、一日中 趣味にいそしむ…。

なんだ、朝から晩までギャルゲ(かわいい女の子と 健全なおつきあいをするゲーム)やってた頃のわたしと変わらないね♪

ベジータも見方を変えれば、ただの引きこもりだよ!
ツンデレ王子から ニート王子に昇格だ!

(…今回は、マジメにいくんだった…)

えー、Z戦士のお仕事は地球の平和を守ることです!
(強いヤツと戦いたい欲求もかなり高めのようですが…)

誰かから「お給料」なんてもらわなくてもいいのです!
地球のみんなの「命」と「笑顔」を守ることが、なによりの報酬なのです!
お金じゃないのです……。

……やっぱ、フリーザやクウラの方が よっぽど立派に社会人してる気がする。

ベジータの重力修行は、前作【ZⅡ 激神!フリーザ】での重力修行と同じです。

カードを選択し、重力室と星の数を競います。大きい数の方が勝ちですが、合計16を超えてはいけません。

3枚目を引くか引かないかは、プレイヤーが選択できます。
トランプのブラックジャックのようなルールですね。

ブラックジャックのようなルール

前作の重力修行と比べると、手持ちカードは選ぶことができなくなっています。

全て自動で選択されるので、運要素が高くなっていますね。
カードの組み合せボーナスもなくなり、全体的に簡素化された形です。

100倍の重力からスタートし、1勝するごとに20倍ずつ重力が増えていきます。
300倍まで のべ11戦を勝ち抜かねばなりません。

カード勝負に負けると、ベジータはその重力÷10のダメージを受けてしまいます。
(200倍の重力なら20ダメージ)

なので、重力が上がるにつれ、受けるダメージも増えてしまうのです。
もし、HPが0になってしまったら、100倍からやり直しです…!

ただ、このカード勝負、さほど難しくはありません。

ベジータのHPが高めということもあり、普通に勝負していればまずHPは0にはなりません。
逆に0にする方が難しいかも…。

ベジータ、重力修行 失敗!
★ HPが0になって修行をやり直すとき。よく読むと“だめ″ が “ため″になっている

ここでは 常時ベジータの顔がアップで映り、修行の展開によってさまざまな表情に変化します…!

カードを選んでいるとき

ベジータの表情 キリッ

キリッ

重力に勝ったとき

ベジータの表情 ニヤッ

ニヤッ

重力に負けたとき

ベジータの表情 ふおぉ!

ふおぉ!?

顔芸が光ってますな~。
3枚目の「ふおぉ!?」は ブロリーに壁ドンされる時の声で合っていると思います。

この 表情のアップは、戦闘中に必殺技を出すときや、敵に強い攻撃を受けるときにも表れます。
ファミコンのDBゲームの大きな特徴の一つでもあり、わたしもお気に入りです。
(とはいっても表情出るの、前後3作品だけだけども…)

重力修行では100倍 200倍 300倍のクリアごとに経験値が入ります。
今回は合計で20万を超える経験値を獲得できました!

そして、とうとうクウラが地球へやってきます。
ここからようやく、悟空が使用可能になります。

次回『シェンロン現る。願い事はなあに?』

重力修行のカードに描かれてる 悟空の顔 ちょっとこわい…。

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<キャラクターズファイル>

重力室

重力室
流派【 重 】

他にキャラいなかったので重力室を紹介。実はけっこういろいろなDBゲームに登場しているキャラ(?)。
ナメック星へ行く悟空は宇宙船に備え付けられた重力室で修行した。原作では100G アニメDBZでは故障して150Gまで上がった。
ベジータは300Gで修行、アニメでやっぱり故障して400Gまで上がった。
物語にも末永く登場しており、魔人ブウ編のベジータと ちびトランクスが150Gの部屋に入っている。
DB超の始まりでも悟空は界王星で、ベジータは重力室で修行していた。サイヤ人にとって「重力」は修行に大切な要素のようだ。

〈ゲームでの性能〉

今作はベジータの修行パートで登場。前作【ZⅡ 激神!フリーザ】でも重力室が登場しており、悟空がナメック星へ行くまでのイベントで重力修行が行われた。
さらに、第一形態のフリーザが初戦では倒すことが不可能な敵で、悟空の宇宙船まで戻り鍛え直すイベントがある。フリーザが追いかけてくるまで、Z戦士みんなで重力修行をした。
クリリンやチャオズもそこで強くなったと想像するとシュール。
また、SFC版【 超サイヤ伝説 】でも界王星と宇宙船で重力修行がある。こちらはFC版のようなブラックジャックルールではなく、通常バトルと同じようにカードを選択して重力と戦った。

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